インターネットデバイス・ネットワーク総合専門店として地域に「なくてはならない店」を目指します Takahisa Nojima インターネットデバイス・ネットワーク総合専門店として地域に「なくてはならない店」を目指します Takahisa Nojima

日頃より当社グループをご支援賜りまして、誠にありがとうございます。
2021年3月期の決算をお知らせするにあたり、ご挨拶申し上げます。

株主の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

 第27期(2020年4月1日から2021年3月31日まで)の業績につきましてここにご報告申し上げます。
 2021年3月期は、新型コロナウイルス感染症拡大により経済活動並びに個人消費が制約され、厳しい状況にありました。国内コンピューター販売においては、テレワークや在宅オンライン学習など、社会のオンライン化が進んだ結果、インターネットデバイスの増加に加え、周辺機器などの関連商品の需要も増加しております。あわせて、オンラインコミュニケーションやデジタル化などの普及により、インターネット環境の整備、電子決済、学習周り、使い方などのサポートニーズが高まっています。
 そのような環境下、当社グループは様々な社会構造の変化に対応し、サブスクリプション型プレミアムメンバーのカスタマーサクセス(将来のデジタルライフの価値増加)を実現する企業として以下の Vision と Mission を掲げております。

<Vision>
年齢、性別、所得、教育、居住地域等により発生する
情報社会における格差を解消する

<Mission>
全てのお宅にデジタル担当を

 コロナ禍において社会構造は急速にデジタル化し生活様式が変化している状況下、当社グループはご家庭のデジタル担当として、商品購入、修理やインターネットなどの「デジタルライフ」を全てワンストップで担当する、サブスクリプション型「プレミアムメンバー」専任チームによる担当制を推進しております。専任担当者はデジタルライフプランナーとしてプレミアムメンバーに対し「長期的な計画的提案」によって今後の需要創造、顧客の「カスタマーサクセス」を実現するため、日々、その質の研鑽に努めました。店頭販売においては、在宅テレワーク、オンライン学習や各種のオンライン化のサポートなどを通じ「プレミアムメンバー」の新規加入を促進しました。
 社グループのサブスクリプション型「プレミアムメンバー」の特徴は、デジタルライフプランナーによるデジタルライフの提案力であり、「人材の質」は重要事項であります。なお、カスタマーサクセス対応スタッフとして株式会社エイチ・アイ・エス(東証一部:コード番号 9603)社より、2021 年3月から雇用シェアの仕組みにより人員を受け入れております。同社が長年培ってきた顧客の楽しさや豊かさを提供するスキルは、顧客の価値創出はもとより、当社グループの既存従業員の質の向上、新たな価値の発見など貴重な機会になると確信しております。

 一方、カスタマーサクセスを実現する長期人材の雇用を目的とした採用を積極的に行ないました。デジタル担当により顧客のデジタルライフが拡がっていく様子を表現する宣伝活動などを積極的に展開いたしました。

 以上の結果、当社グループ売上高は383億12百万円(前連結会計年度比2.1%減)、営業利益は28億93百万円(同1.6%減)、経常利益は29億35百万円(同2.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は18億54百万円(同7.9%増)となりました。

 今後の見通しにつきましては、当社グループの事業領域であるインターネットを中心にしたデバイスやその環境整備の需要は今後も高まると思われます。
 当社グループは、サブスクリプション型「プレミアムメンバー」のデジタルライフの価値最大化を目的とし、デジタルライフプランナー応対を強化いたします。社会全般がより一層デジタル環境への構造変化を加速させていることからも、当社事業の必要性を認識していただけるようあらゆる推進策を講じてまいります。
 以上のことから2022年3月期の通期連結業績見通しは、売上高391億円、営業利益20億50百万円、経常利益21億円、親会社株主に帰属する当期純利益14億10百万円となります。

 すべてのステークホルダーの皆さまにとって、共通の “倫理観・道徳感を備えた持続性を持った社会的存在意義” のある会社として当社が存在でき、将来展望を描けるよう持続可能な経営をデザインいたします。地域のお客様の生活におけるデジタル基盤を支え、共に創っていけるよう「一家に一人のデジタル担当」として貢献してまいります。

未来を見つめ、描き、築く

未来を見つめ、描き、築く

2021年6月
代表取締役社長執行役員

野島 隆久